日時:2024年7月20日(土)15:00~17:30
場所:オンライン(ZOOM)
テーマ:RMPとデジタル化
講師:グラクソ・スミスクライン株式会社 長濵 敬樹 先生
「RMPを患者のために活用するためには」
市立大津市民病院 山中 理 先生
「患者のためになるデジタル化とは:
Long term eGFR plotの取り組みを題材に
<プログラム>
15:00~16:00
ミニレクチャー(2題)
16:05~16:45
スモールグループディスカッション
16:45~17:30
発表・討議
閉会
<まとめ>
今回は、第26回日本医薬品情報学会総会・学術大会のシンポジウムに引き続き、RMPとデジタル化をテーマにし長濵 敬樹先生と山中 理先生からミニレクチャーを頂きました。
その後、「RMP/RMP資材を活用するため、自分は何ができますか?」、「トリプルワーミー対策として、自分は何ができますか?」についてスモールグループディスカッションを行いました。各グループからは、「RMPについてDI担当者以外の認識は薄い状況がある」、「MRよりRMP資料の提出をしてもらっている印象がない」、「期間が過ぎて掲載が無くなるのは非常に残念」との意見や「添付文書に記載されていない時にRMPを確認するようにして、そこから製薬会社に報告などにつなげるように活用していく」、「RMP情報/資材を患者向け説明書に積極的に掲載(リンク)していく」などの意見があった。またトリプルワーミー対策としては、概念自体を周知することからのスタートが必要との意見があった。
若手の会は、今後とも参加希望の先生方も迎えながら、全員参加型でテーマやアイデア、また運営も含めて行い、医薬品情報を軸とし多業種間で様々なテーマの議論が行える場の提供をしていきたいと考えております。
若手会
RMP
デジタル化
日時:2023年10月21日(土)14:30~16:40
場所:オンライン(ZOOM)
テーマ:医薬品情報としての簡易懸濁法
講師:昭和大学薬学部 倉田なおみ先生
<プログラム>
14:30~15:40
倉田なおみ先生 ご講演
15:50~16:40
倉田なおみ先生を交えての討議
16:40
閉会
<まとめ>
今回は、簡易懸濁法の第一人者である倉田なおみ先生にレクチャーを頂き、その後、倉田なおみ先生を交えての討議を行った。まず倉田なおみ先生からは、介護施設利用者における服用状況の調査結果などを踏まえ、今後の薬剤師がどのような取り組むが必要となるのか。また簡易懸濁法の考え方、これまでのご経験を踏まえた具体的な対応策などをご講演頂いた。その後、倉田なおみ先生を交えての討議を行った。直接倉田先生にご質問できる貴重な機会となり、参加者から病院業務における日常業務での疑問や地域薬局における今後の課題や電子カルテにおける情報掲載など幅広い議論を行った。また、倉田先生からは、日本服薬支援研究会(http://fukuyakushien.umin.jp/)において、同じような悩みをもった薬剤師による情報交換を行っていることのお話も頂いた。
若手の会は、今後とも参加希望の先生方も迎えながら、全員参加型でテーマやアイデア、また運営も含めて行い、医薬品情報を軸とし多業種間で様々なテーマの 議論が行える場の提供をしていきたいと考えております。
若手会
簡易懸濁
日本服薬支援研究会
日時:2023年7月8日(土)14:30~16:30
場所:オンライン(ZOOM)
テーマ:日常業務の悩みを課題解決につなげるには?
<プログラム>
14:30~14:40
会の初めに
参加者挨拶
14:40~15:30(概ね各15分程度)
- 日常業務の悩みについて(大庭理寛 先生)
- 処方せんの記載形式について(鈴木すみれ 先生)
- 薬学教育モデル・コア・カリキュラム-令和4年度改訂版-について(酒井隆全 先生)
(休憩)
15:40~16:15
少人数グループディスカッション(3グループ程度)
「日常業務の悩み/何を学ぶべきか」
16:15~16:30
発表・討議
16:30
閉会
<まとめ>
第25回日本医薬品情報学会総会・学術大会の特別企画の流れを受け、初めて参加の先生方を含め18名での開催となった。若手の会メンバーから、「日常業務の悩み」、「処方せんの記載形式」、「薬学教育モデル・コア・カリキュラム」についてのレクチャーを行い、その後。3グループに分かれて少人数グループディスカッション(SGD)を行った。SGDのテーマは「日常業務の悩み/何を学ぶべきか」とした。各グループからは、「粉砕可能か不可にするか」、「後発品の選定方法」、「業務の効率化、機械化・IT化」、「流通情報の把握」、「採用医薬品の整理/フォーミュラリーの作成」との意見が出され、発表・討議は大いに盛り上がった。
若手の会は、今後とも参加希望の先生方も迎えながら、全員参加型でテーマやアイデア、また運営も含めて行い、医薬品情報を軸とし多業種間で様々なテーマの 議論が行える場の提供していきたいと考えております。
若手会
日常業務
モデル・コア・カリキュラム
令和4年3月14日 日曜日 14時より開催された第6回JASDI若手の会について報告する。本研修会は新型コロナ感染を勘案し前回と同様オンラインにて開催された。
<プログラム>
14:00~14:05 開始挨拶・スケジュール説明
14:05~14:35 ご講演
演題名:医薬品供給状況の把握における問題点と今後の課題について DrugShortage.JPの運用を経て
医療用医薬品供給状況データベース(DSJP) 近野 優 先生
14:35~14:45 休憩
14:45~15:25 スモールグループディスカッション
15:25~15:55 各グループの発表と討議
15:55~ 質疑応答
<まとめ>
第6回若手の会の開催は、新型コロナウイルス感染症流行を鑑み、Zoom®によるオンライン開催形式で研修会を実施することになった。
昨年より、後発品を中心とした医療用医薬品の供給不足が問題となっている状況の中、医療用医薬品の供給状況を共有するために有志の薬剤師で立ち上げた、医療用医薬品供給状況データベース(DSJP)は、ニュースでも取り上げられ、代替薬の検討などに多くの医療機関で活用されている。今回は、医療用医薬品供給状況データベース(DSJP)の運営代表を務められている近野 優先生をお招きして、供給状況把握における問題点と今後の課題についてご講演頂いた。
グループディスカッションでは演者の近野先生も一緒に議論に加わり、病院・薬局等様々な立場の参加者より活発な議論を行うことができた。演者の近野先生の取り組みに対して参加者の多くは刺激を受けたのではないだろうか。
2021年11月14日(土)Zoom®にてオンライン開催された、第5回JASDI若手の会について御報告致します。
<プログラム>
13:00 ~ 14:00 特別講演
「 DI-DX -医薬品情報と薬剤師ナレッジのデータ化- 」
岡山大学病院・薬剤部
人工知能応用メディカルイノベーション創造部門
部門長・教授 神崎 浩孝 先生
14:00 ~ 15:00 総合討論
“DI室の発展的な業務と、今後10年を見越したビジョンを議論する“
司会進行:昭和大学 百 賢二 先生
<まとめ>
新型コロナウイルス感染症流行状況は改善傾向であったが、今回もZoom®によるオンライン開催形式で研修会を実施する運びとなりました。
神崎先生のご講演においては、社会は情報新時代(Society5.0)に突入し、薬剤師が日常業務で培った“知識や経験”を共有できているか、記録・管理できているか、という投げかけをいただきました。
その最適解として、情報通信技術の利用・応用がもっとも合理的であることを、開発に携われた「AI-PHARMA」の開発時の具体例を交えて、ご解説いただきました。
医薬品情報担当者が抱える現状の課題に対し、「情報収集、管理、共有」のそれぞれの観点から解決すべく開発された「AI-PHARMA」に組み込んだ問題解決のノウハウや価値観、今後の展望についてお示しいただき、今後の医薬品情報担当者が持つべきリテラシーの大切さをご解説いただきました。
総合討論においては、従来のスモールグループディスカッション形式ではなく、総合司会を昭和大学の百先生ご担当いただき、“今後10年を見越したビジョン”をテーマにフリーディスカッションを行いました。このディスカッションには神崎先生にも御参加いただき、実務担当者、大学の指導者など、参加者それぞれの立場で、DX化に伴う変化を受け入れる柔軟さが必要との認識で一致しました。またAI情報を用いることで、医師・看護師など職種を選ばず医薬品情報にアクセスできる未来において、医師・看護師の基本スタイルである“聞く文化”にうまく取り込まれる形で、AI技術を利活用した薬剤師の迅速かつ的確な対応が、薬剤師の存在意義を示すことにつながるのではないか、という認識で一致しました。
御講演・フリーディスカッションと近未来的な話題が、実はすぐ身近まで来ていることを思い知らされる、とても実りのある研修会となりました。
2021年6月12日(土)Zoom®にてオンライン開催された、
第4回JASDI若手の会について御報告致します。
<テーマ>
「薬局における検査値の活用」
<プログラム>
14:00~14:05 開始挨拶・スケジュール説明
14:05~14:45 ご講演
「薬局における検査値の活用」
一般社団法人 滋賀県薬剤師会 会営薬局
野村 政子 先生
14:45~14:55 休憩
14:55~15:25 スモールグループディスカッション
スモールグループディスカッション テーマ
・処方箋への検査値記載において障害となっていることは何か。
・検査値記載により生じるメリット、デメリット(病院側、薬局側、患者側のそれぞれから)
15:25~15:55 各グループの発表と議論、統括
<まとめ>
新型コロナウイルス感染症流行を鑑み、今回もZoom®によるオンライン開催形式で研修会を実施する運びとなりました。
野村先生のご講演では、検査項目ごとに症例や疑義照会例を交えて検査値の活用方法を解説頂きました。
生活習慣の変容が必要な症例では服薬指導で丁寧にアプローチするなど、個々の症例に合わせ多角的な判断や対応を行うことの大切さをご講演頂きました。
スモールグループディスカッションはZoom®のブレイクアウトルーム機能を活用し、4グループに分かれて上記2つのテーマについてグループディスカッションを行いました。
このグループディスカッションには、講演に引き続き演者の野村先生、さらに滋賀県薬剤師会会営薬局の十亀先生にも御参加頂き、30分が短く感じるほど実りあるひとときとなりました。
2021年1月24日ZOOMにてオンライン開催された、
日本医薬品情報学会 若手の会 第3回研修会について報告します。
<テーマ>
「地域を支えるフォーミュラリの構築を目指して」
<プログラム>
10:00~10:05 開始挨拶・スケジュール説明
10:05~10:55 ご講演
「地域を支えるフォーミュラリの構築を目指して」
昭和大学病院薬剤部 医薬品情報管理室
昭和大学 薬学部 病院薬剤学
岡﨑 敬之介先生
10:55~11:05 休憩・SGD準備
11:05~11:35 スモールグループディスカッション(以下、SGD)
11:35~12:05 各グループの発表と討議
<スモールグループディスカッション>
・地域フォーミュラリの目的や目標とはなにか。求められることとは何か。
・フォーミュラリの地域との連携共有は(複数の病院間の連携を含む)どうあるべきか。
<まとめ>
今回もZOOMによるオンライン開催形式で研修会を実施しました。
研修会終了後に若手の会の方向性と次回以降のテーマについて意見交換を行い
次回5月開催を目標に担当班が準備を進めます
去る2020年7月18日に、新型コロナウイルス感染状況を勘案しオンライン開催された、日本医薬品情報学会 若手の会(仮称)について報告します。プログラムは以下の通りであり、医薬品情報学会 理事の先生方にもオブザーバー参加頂き、積極的なディスカッションがなされていた。
<テーマ>
「“適応外・未承認薬”を使用するためにはどのような情報を収集し、判断しなければならないのか」
<プログラム>
14:30 Web講演会に際し、動作や聴講環境、注意事項の確認
初参加の先生がたの自己紹介
15:00 開会の挨拶
15:00~15:50 若林 進 先生によるご講演
「緊急事態宣言下での適応外・未承認薬の適用と
販売情報提供活動ガイドライン」
15:50~16:30 スモールグループディスカッション(以下、SGD)
16:30~17:00 各グループの発表
17:00~ Web懇親会、フリートーク
まとめ
旧JASDI-NET委員会から時を経て、2019年秋より再始動した日本医薬品情報学会 若手の会(仮称)であるが、当初4月頃の開催を目指していたものの、新型コロナウイルス感染症蔓延に伴い、開催方法の再検討を余儀なくされた。
昨今充実しつつあるWeb会議方式を採用し、ご講演の聴講ならびにスモールグループディスカッション、その発表と一連の流れをオンライン上で実施することができることが明らかとなった。今後も定例会として医薬品情報を志す若手薬剤師が、本音でディスカッションできる場として少しずつ活動の幅を広げていけたらよいと感じた。
なお、今回はZOOM®を用いたWebによるオンライン開催にて研修会を実施した。オンライン開催は、運営する側も参加する側も、ある程度の「慣れ」が必要であった。ただし、SGDは、ZOOMの機能の一つであるブレイクアウトルーム機能を用いることで比較的スムーズに実施可能であった。今後もコロナの状況によっては同様なオンライン開催を予定している。